- 口を開け閉めすると、耳の前あたりの顎が痛む・
だるい - 大きく口が開かない。あくびや食事がつらい
- 口を動かすと「カクッ」「ジャリッ」と音がする
- 朝起きたとき、顎や頬(ほお)がこわばっている
- 家族に歯ぎしり・食いしばりを指摘されたことがある
- 原因のはっきりしない頭痛・肩こりが続いている
顎関節症
こんなお悩みは
ありませんか
次のような症状に、一つでも心当たりがあれば、顎関節(あごの関節)が疲れているサインかもしれません。
一つ二つ当てはまる方は珍しくありません。多くは日常の工夫と体にやさしい治療で落ち着いていくことが多いのですが、症状が続く場合は、一度きちんと診てもらうことをおすすめします。放っておくと、痛みや口の開けにくさが慢性化していくことがあるためです。
顎関節症とは?
耳の前の関節と周りの
筋肉のトラブルです
顎関節症は、耳のすぐ前にある顎の関節と、その周囲で顎を動かす筋肉に起こる不調をまとめた呼び名です。「顎の痛み」「口が開きにくい(開口障害)」「関節の音(クリック音)」の3つが代表的なサインとされています。
特別な病気というより、体からの負担のシグナルに近いものです。10代後半から30代の女性に比較的多い傾向があるとされますが、実際には幅広い年代の患者様が来院されます。
顎関節症の主な症状
顎や筋肉の痛み
口を開けたり噛んだりしたときに痛む
開口障害
口が大きく開かない、開けづらい
関節の音
開け閉めのときに音が鳴る
正常な開口量は、縦にした指が3本入るくらい(およそ40mm)が一つの目安とされます。指2本分ほどしか開かない、痛くて開けられないという場合は、開口障害の可能性があります。
誤解されやすいポイント
「音が鳴るだけ」で痛みがなければ、必ずしもすぐに治療が必要とは限りません。一方で、「そのうち治るだろう」と痛みを我慢し続けた結果、慢性化してしまうケースもあります。どちらに当てはまるかは症状だけでは判断が難しいため、自己判断は避けていただければと思います。
顎関節症の原因は
「一つ」ではないことがほとんど
まず結論からお伝えします。顎関節症は、たった一つの原因で起こることは少なく、いくつかの要因が積み重なって発症すると考えられています。噛み合わせを扱う学会でも、原因を一つに絞らず、多くの要因から捉える見方が説明されています。
だからこそ、「噛み合わせだけ」「ストレスだけ」と決めつけず、その方の背景を丁寧にたどっていくことが、遠回りのようで近道になります。
主な要因
- 歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)
睡眠中や集中時に、無意識のうちに歯や関節へ強い力がかかる - 噛み合わせのアンバランス
左右のバランスや、被せ物・詰め物の高さのわずかなズレ - 筋肉の緊張・ストレス
緊張が続くと、顎を動かす筋肉もこわばりやすい - 生活習慣
頬杖、うつ伏せ寝、片側だけで噛むクセ、長時間のスマホ・パソコン姿勢 - 外傷
転倒やスポーツなどによる衝撃
「噛むこと」を専門にしてきた立場から
私は補綴(ほてつ=被せ物・入れ歯・噛み合わせを扱う分野)を専門的に学び、これまで多くの患者様の「噛む」に向き合ってきました。臨床の現場では、顎の不調の背景に、噛み合わせのわずかな変化や食いしばりが隠れていることが少なくありません。原因を一つに決めつける前に、まず全体を診る。それを大切にしています。
当院の顎関節症への
向き合い方
「元に戻せる治療」から
飯塚歯科医院では、いきなり歯を削るような後戻りできない処置ではなく、体への負担が少なく、元に戻せる治療から始めることを基本方針としています。
顎の不調は、原因を確かめながら段階的に整えていくことが、結果として近道になることが多いためです。
マウスピース(スプリント療法)を中心とした保存的治療
治療の中心となるのが、就寝時などに装着するマウスピース(スプリント)です。歯ぎしりや食いしばりの力を受け止め、顎の関節や筋肉にかかる負担をやわらげることを目的とします。あわせて、生活習慣の見直しや、必要に応じた噛み合わせの確認を行います。
効果のあらわれ方には個人差があり、すべての方に同じ経過をお約束できるものではありませんが、多くの患者様が少しずつ楽になっていかれます。
話を「聴く」ところから始めるカウンセリング
顎関節症は、生活背景やクセと深く関わります。当院は「噛むことは生きることに直結する」という考えを軸に、患者様の不安やご希望をきちんと伺うことから診療を始めます。症状の重さによっては、より専門的な検査・治療が適切な場合もあります。その際は、無理に当院だけで抱え込まず、専門機関と連携してご案内します。
ご家族で通いやすい、
取手市の地域密着の歯科医院
飯塚歯科医院は、茨城県取手市で開業して30年以上、親子2世代・3世代で通ってくださる患者様も多い歯科医院です。顎関節症は、お子様から働き世代、ご年配の方まで幅広い年代でみられます。
バリアフリー設計、車椅子の貸出、キッズスペースを備え、ご家族みなさまで通いやすい環境を整えています。「顎の不調が続いているけれど、どこに相談してよいか分からない」という段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
治療の流れ
患者様の症状やお口の状態に合わせて、段階的に治療を進めていきます。
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- 問診・カウンセリング
症状やお困りごと、生活習慣を丁寧に伺います。
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- 検査・診断
必要に応じて歯科用CTなどで、顎関節や噛み合わせの状態を確認します。
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- 治療計画のご説明
分かりやすくご説明し、治療法は患者様ご自身に選んでいただきます。
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- 保存的治療
マウスピース(スプリント)、生活習慣の指導、必要に応じた噛み合わせの確認
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- 経過観察・メンテナンス
再発を防ぐため、予防の視点で経過を見守ります。
よくある質問
Q. 顎関節症は自然に治りますか?
軽い症状であれば、生活習慣の見直しだけで落ち着いていくこともあります。一方で、我慢を続けるうちに慢性化してしまう場合もあり、経過には個人差があります。痛みや口の開けにくさが2週間以上続くようであれば、一度ご相談いただくことをおすすめします。
Q. 顎が痛いとき、何科を受診すればよいですか?
噛み合わせや歯ぎしりが関わる顎関節症は、まず歯科でご相談いただける症状です。当院では噛み合わせの視点から原因を確かめ、体への負担が少ない治療をご提案します。ほかの病気が疑われる場合や重い症状の場合は、専門機関と連携してご案内します。
Q. 治療用のマウスピースは保険が使えますか?
顎関節症の治療を目的としたマウスピース(スプリント)は、多くの場合、健康保険が適用されます。ただし、お口の状態や治療内容によって扱いが異なることがあるため、詳しくは受診時にご確認ください。
Q. 治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
症状の程度や原因によって幅があり、数週間で落ち着く方もいれば、数か月かけて経過を見ていく方もいらっしゃいます。一律の期間をお約束するのは難しいのが正直なところです。まずは検査のうえ、目安をお伝えします。
Q. 子どもでも顎関節症になりますか?
お子様にもみられることがあります。成長期は顎や噛み合わせが変化する時期でもあるため、気になる症状があれば早めにご相談ください。当院には口育士(お口の発育に関わる資格)を持つスタッフが在籍しています。